機能と特長
- Web ベースのドラッグアンドドロップによる設定インターフェース
- 双方向それぞれ最大 1448 バイトのデータ転送(Large Forward Open が必要)
- 産業環境に対応する温度範囲(-25 ~ +70 °C)
- 受賞実績のある NP40 ネットワークプロセッサを搭載
- セキュリティチップ、セキュリティスイッチ、セキュアブート
ドラッグアンドドロップ対応の Web インターフェース
Anybus Communicator の設定をできるだけ短時間で済ませられる、グラフィカルでレスポンシブな Web ベースインターフェースを使用いただけます。インストールにソフトウェアは必要なく、いつも使用している Web ブラウザを起動するだけで設定を始められます。
最大 1448 バイトのデータ転送
より大きなデータ量に対する需要が常に高まるなか、Anybus Communicator はその課題に対応できる機能を備えています。PLC から本製品へのデータ転送は最大 1448 バイト、本製品から PLC へのデータ転送も最大 1448 バイトと、合計で最大 2896 バイトのデータ転送に対応しています(Large Forward Open が必要)。最大 150 個の Modbus コマンドを設定可能であるため、複数のノードを持つ複雑な設定でも簡単に処理することができます。
産業環境に対応する温度範囲
動作温度範囲 -25 ~ 70℃ に対応し、過酷な使用条件下でも優れた性能が有効です。
実績ある NP40 テクノロジー搭載
受賞実績のあるネットワークプロセッサ NP40 をベースとしています。何十万もの NP40 が世界中の組み込みアプリケーションで使用されていることから、Anybus Communicator は安定した産業用通信の業界標準です。
セキュリティスイッチ
最新のセキュリティ対策が講じられていても、依然としてセキュリティ侵害の主な原因は人的エラーです。セキュリティを簡素化するため、Anybus Communicator には物理的なセキュリティスイッチが追加されています。このスイッチによって設定内容がロックされ、Web ベースの設定インターフェースへのアクセスができなくなります。設定が完了したらスイッチを切り換えて、鍵マークの LED が点灯したことを確認してください。
セキュリティチップとセキュアブート
現在および将来のセキュリティ上の課題に対応するため、Anybus Communicator には最新の Anybus セキュリティチップが搭載されています。セキュアブートにより、ファームウェアの改ざんを確実に防止します。
Ethernet 設定ポート
専用の Ethernet 設定ポートを使用するため、特別の設定ケーブルは必要ありません。ネットワークトラフィックを監視するための接続も簡単です。
DIN レール取り付けに最適
スリムな形状、全面に配置されたネットワークコネクター、ねじ式のシリアルケーブルコネクター、整然としたケーブル接続により、取り付けや接続を簡単かつ短時間に行えます。
EtherNet/IPTM Device Level Ring
万が一ケーブルが破損しても通信を継続するため、冗長性確保、ネットワーク障害の検出や解決のためにビーコンベースの Device Level Ring に対応しています。
診断
Anybus Communicator の Web インターフェースを開くと、EtherNet/IP 接続およびシリアル接続の状態をすぐに確認することができます。個々のシリアルノードの状態を確認することも可能です。また、シリアルログとイベントログも記録されるため、詳細な分析も可能です。
サポート
場合によっては、解決のために助けが必要な問題が発生することがあります。ユーザーインタフェースにはサポートページがあり、問い合わせ窓口についても記載があります。また、トラブルシューティングを簡略化するためのサポート依頼作成ボタンもあります。