工場フロアにおいて OPC UA や MQTT による通信が可能なことにより、IT システムやクラウドにデータを中継するために PC やサーバー、エッジゲートウェイの使用が可能です。
実現できること
Anybus CompactCom は、OPC UA サーバー機能を実装しており、OPC UA Device Integration(DI)モデルを使用して、アドレススペースにおいて Anybus CompactCom をデバイスとしてモデル化します。アプリケーションが OPC UA 機能を有効にし、そこで ADI(アプリケーションパラメーター)を可変ノードとして読み出し可能です。モデル化されたデバイスは、OPC UA DeviceType のサブタイプである CompactCom40DeviceType となります。
Anybus CompactCom は、ホストアプリケーションのデータを使用するネットワーク上の Publisher として動作します。データは、ホストアプリケーションが選択したエンコーディングテクノロジーを使用してエンコードされてから Publish されます。JSON または Transparent Encoding に対応しています。データにはトピックストリングがタグ付けされます。トピックストリングは、デバイスから Publish されたデータをクライアントがブローカーから受信(Subscribe)するときに使用されます。
Schematic illustration of the data flow of data through the Anybus CompactCom with OPC UA and MQTT functionality.
OPC Unified Architecture (UA) は、セキュアで信頼性の高いデータ交換を目的としたサービス指向の産業用通信規格です。
OPC UA は、プラットフォームに依存せず、マルチベンダーのデバイス間においてもシームレスな情報フローを実現します。リアルタイムデータへのアクセス、アラームおよびイベント監視、ヒストリカルデータや他のアプリケーションへのアクセスなど、クライアントとサーバー間のデータ交換に向けたサービスを定義します。
この規格は、OPC Foundation により管理されています。
MQTT (Message Queue Telemetry Transport) は、IT/OT のブリッジや IIoT ソリューションに最適な Publish/Subscribe 型のメッセージプロトコルです。軽量でシンプルな方法に基づき産業用データや情報の交換を可能としており、最も普及したプロトコルのひとつとなりました。 MQTT は、産業用デバイス(クライアント)が接続するメッセージブローカー(サーバー)を中心として構築されています。クライアントは、柔軟な構文を持つトピックに基づき、ブローカーを介して情報を交換します。ブローカーは、メッセージを受信するクライアントを決定するためにトピックを使用します。 MQTT は OPC UA に比べ、より柔軟で実装が容易です。その一方、OPC UA が提供するデータやサービスモデル、セキュリティスキームがありません。
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